addiction to funky

好きな音楽について書くかもしれません。

「l3jpn」アカウントについてのこと。

こんにちは。普段はDugem Risingというパーティにて、インドネシアのクラブミュージック「Funkot」でDJをしておりますAkiと申します。この度はどうしても皆様にお伝えしたことがございましてこの記事を書いております。

先日、Twitter上において突然このようなアカウントが現れました。

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@l3jpn を名乗るこのアカウントは、
インドネシアのローカルダンスミュージックFUNKOT(ファンコット)や BREAKBEAT(ブレイクビート)の楽曲を現地DJ/REMIXERの正式な許可を得て日本で取扱い始めました。BOOTHやSTORESでDL販売しております。 Authorized by Golden Crown※1 DJ Team & L3※2
として、L3のリーダーであるWillyやUse、ジャカルタのクラブ「Golden Crown」のレジテントたちに許可を取った上で彼らの楽曲を日本人向けに販売していると謳っています。
僕はこのアカウントを見て、「最高だな、日本のFunkotシーンもいよいよいい感じになってきたな!」と思い、大変感動いたしました。
その夜、僕は以前より親交のあったL3チームのUseにこのようなメッセージを送りました。

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シンプルに、「日本向けにストアを開いてくれてありがとう!」というメッセージです。
しかし、彼からの返信はこうでした。

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「なんだそれは。私はそんなことは知らない。」
変だな、と思った僕は、TwitterアカウントとBOOTHのスクリーンショットを送りました。

すると彼からの返信はこのような感じ。

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「ああ、解った。日本人の○○という人と数日前か、はたまた一か月前に会ったよ。」

※名前はあえて伏せさせていただきます。
話を進めていくと、Useはその○○という人物から日本人向けにトラックを売らないかという話を持ちかけられたようなことを話していました。

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しかし、「こんなことになってるとは思わなかった」との発言。ちょっと胡散臭いな、とも思いつつ、「これ、買っても大丈夫なの?」と聞くと、「多分大丈夫だよ。」との返信。ひとまず胸を撫で下ろしていました。
その後「その○○って人はインドネシアに住んでいるの?」と興味本位で聞き返すも、返信が来ず。
しかし、その数分後、今度はLBDJS※3のオーナーで、Golden Crownでも時折プレイしているDJであり、更に多数のオーダートラックを抱えることでも知られるBeteことbToからメッセージが届きます。

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「このアルバムについてなにか知らないか?」と聞かれたので、僕は、

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「知らない。WillyとUseが日本人のために曲を売り始めたんじゃないの?」と聞き返すと、

「いや、彼らも驚いているんだよ。誰が勝手にL3の名を冠して曲を売っているの?」という返答。

僕もこのストアはL3、ひいてはWillyの許可のもと開設されたものだと思っていたため大変驚き、「Willyはなんて言っているの?」と聞きました。すると、

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「Willyはすごく怒ってるよ。彼(○○)は勝手にL3のレーベルを使って金を得てるんだ。せめてWillyにはこのことを話すべきだったんだ。」
「もうひとつ、私はどこから私のオーダー曲が流出したのかわからなくて困惑しているよ。(今BOOTHで売られている)Loca Loca db (Willy L3 2017)は私の曲なんだ。」
との事。僕はびっくりして、「貴方は○○という人を知ってる?」と聞くと、

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との返事。さらに彼から「○○の事を知っている?」と聞かれましたが、僕は当然知りません。
彼は続けてこう言いました。

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「これは本当に良くないことだ。彼(○○)はL3の名を彼らの利益のために使ったんだ。」
と。これはただ事ではないな、と思っていたとき、L3のリーダー、Willyからのメッセージが…

「アキ、聞きたいんだけど○○って人の事を知らないか?」

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「私はこの件については知らないんだ。とても混乱してる。」というメッセージです。
当然僕は○○さんについては知らないため、Useから彼の名を聞いたことを伝えました。

 

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Aki:「僕はあなたとUseが日本人のためにストアを開いてくれたのだと思っていました。」

Willy:「私は日本でストアを開設したことはないし、○○という人物とこのことについて話し合ったことすらない。」
「これはきっとミスなんだ。」
「L3 Rmxに関する事はすべて私と話し合わなくてはならないはずだ。なぜなら私がL3 Rmxのリーダーだから。」
との事。

 

ここまでの事をまとめると、
・Useが○○という人物と会い、曲を売ってもいいという契約をした(?)
・しかしそのことはL3のリーダーであるWillyには伝わっておらず、更にはどういうわけかGCでもプレイしているDJであるbToオーダーのトラックまで無断で売られていた。
・WillyとbToは件について憤慨している。
ということになります。

 

大変なことになってきた、と思っていると、このタイミングでUseから返信が返ってきます。ここは○○の個人的な情報なので乗せませんが、なぜ彼はあなたの曲を持ってるの?と尋ねると、

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「彼には10~15曲ほど渡したけど、なぜあんなにたくさん持ってるのかは知らないんだ。」

これがもし本当にあれば、Useは○○に販売用に十数曲渡したが、彼はそれには含まれない、個人的に収集したコレクションを売っているということになります。

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また、Useは○○に「L3のブランドを使いたいならWillyに話を通さないとダメだ。」と話したと言っていますが、これまでの話が事実であれば、この忠告を無視しWillyに無断でL3の名を騙りアルバムを販売したということに他なりません。

 

勿論彼らの言っていることが全て正しいとは言い切れませんが、少なくともWillyのトラックやbToのトラック、またL3メンバーのトラックが許可なしで販売されていることは間違いないといえます。私としてはこのストアからアルバムを買うことは推奨いたしません。購入を考えられておられる皆様には是非この記事を読んだうえでご一考いただけると幸いでございます。

 

脚注

※1 Golden Crown … Funkotの現地、インドネシアジャカルタに存在するクラブ。ジャカルタでは最後となったFunkotがプレイされるクラブとして日本人の好事家の間でも有名なようだ。現在はホールという最も大きなフロアでのプレイは中止されているが、カラオケルームと呼ばれる小部屋では依然としてプレイされている模様。主要なDJはBudi、Willy、Useなど。

※2 L3 … Level#3 Remix。Willyを筆頭としたインドネシア人のRemixer集団。近年、勢いのあるトラックメイカーを地域問わず多数勧誘しており、現在現地で最もクオリティが高いリミキサーを擁しているチームといっても過言ではないだろう。

※3 LBDJS …最初はDJスクールとして開始され、現在はインドネシアのFunkot/Breakbeatの大型コミュニティと化している。近年はFunkotやBreakbeatをCDとしてアルバムで流通させるなど積極的に活動している。

 

※各プライベートメッセージのスクリーンショットは掲載許可を得ております。無断転載は控えていただけると嬉しいです。