addiction to funky

好きな音楽について書くかもしれません。

Japanese Funkot Sampler 2018

Japanese Funkot Sampler 2018と称して、2017~2018にかけてリリースされた国産でも新しいFunkotトラックでミックスを録ってみました。最近は国内のFunkotシーンやそれを取り巻く環境の変化もあり、また現地の進化したサウンドを積極的に取り入れるリミキサーが増えたこともあって国産トラックもまた現地とは違った面白さ・多様性が出てきたのではないかと思います。一曲づつ解説や特設ページ・クロスフェードへのリンクを付記しますのでFunkotに興味がある方は是非ご覧になってください。

 

1. DJ Take - Yue Ban Xiao Ye Qu [DUGEM ADVANCE COMPILATION 01] https://dugemadvance01.tumblr.com/

マンダリンの選曲に定評のあるDJ Take氏によるマンダリン曲のRemix。原曲の哀愁感を生かしつつ、近年の955的なサウンドを感じさせるアシッド・スクリーチを生かしたトラックにTake氏の持つ元来のいなたさが加わり絶妙なトラックに仕上がっています。

 

2. ned - Listen To Your Heart [Unreleased]

Roxette - Listen To Your Heart」(のDHTによるカバー)ネタ。ned氏は元Happy Hardcore DJで、この曲も現地ライクなサウンドながらも色々なところにハピコア的なエッセンスを感じられるトラックだと思います。イントロが終わった後のカットアップされたパッドが非常に気持ちいいです。

 

3. JMBS - Popcorn 2018 [JMBS SINGLE COLLECTION VOL.8] https://soundcloud.com/jmbs/jmbs-single-collection-vol8-xfdae-demo
(Also available on Bandcamp : https://jockiemastabasssuama.bandcamp.com/album/jmbs-digital-ep-02)

Japaneseレジェンドの一人、 Jockie "MASTA BASS" SuamaことJMBS氏による「Popcorn」のリミックス。(恐らくRavers Choiceネタ?)JMBS氏のトラックは非常にポップな印象を受けるトラックが多いですが、この曲も例にもれず非常にポップでダンサブルなトラックに仕上がっています。

 

4. TieSHOW - The Decisive Battle [TieSHOW's Funky Collect 1] https://soundcloud.com/t13sh0vv/tieshows-funky-collect-1-crossfade

FINAL FANTASY VIより「決戦」のRemix。シンプルなRemixですが原曲のメロディの良さを引き出したRemixだと思います。Sytrusのサウンドはどことなくオールドスクールな雰囲気を含んでいるのでこういったゲームミュージックのリミックスには非常に合うなと感じました。

 

5. DB SASUKE - Side A [忍法伝承盤 巻ノ陸] https://soundcloud.com/ninja-remixing/maki6

Famous Pianoとして有名なRave頻出ネタ、「Sterling Void - Don't Wanna Go」をサンプリングしたHappy Hardcore「Raver's Choice - Loving You Is Easy」ネタのトラック。955サウンドに影響を受けたと思わしきアシッドが暴れまくる中、途中でHappy Hardcoreになってしまうという強烈なトラック。国産ならではの面白さを感じさせるトラックではないかと思います。

 

6. N4OKI - God Is A Girl [DUGEM ADVANCE COMPILATION 01] https://dugemadvance01.tumblr.com/

Funkotでは定番ネタとなっておりアンセム化している「Groove Coverage - God Is A Girl」ネタのトラックです。いわゆる「ジャイポン」と言われるインドネシア土着の打楽器を用いたスタイルのダウンビートに、けたたましいシンセの音が入るのが気持ちいいです。また近年のダウンビートにありがちなBPMの二段階変化(例:100→130)を取り入れた先進的な国産トラックでもあります。

 

7. Aki - Megamix Imbroglio [DUGEM RISING COMPILATION 2] https://soundcloud.com/jmbs/dugem-rising-compilation-2-xfd

私がDUGEM RISINGのコンピ用に作ったトラックです。前半はユーロダンスなどのクラシックス・後半はEDMなどのフレーズを用いる構成になっています。(が、ダウンビートで繋いでいるため後半しか使っていません。)構成的にも後半には特に近代的なダウンビートの構造を盛り込めたので良かったなと思いました(?)

 

8. KazuyaP - Black Lobster [DUGEM RISING COMPILATION 2] https://soundcloud.com/jmbs/dugem-rising-compilation-2-xfd

Funkot界の奇術師、KazuyaP氏によるオリジナルHardfunkトラック。ブレイクのギターの気持ちよさは勿論、各パートで鳴っているサウンドの音作りが精巧で非常に気持ち良く、フロア映えするトラックになっています。

 

9. Liet - Voodoo Vox 2017 [Funky Impulse '17] https://ekselsior-rec.bandcamp.com/album/funky-impulse-17

RISINGチームの新世代でチームメイトでもあるLiet君のトラックです。Funkotクラシックスの名曲でもあるAndy - Voodoo Vox 2010のリメイクトラックです。非常にApin 17をリスペクトしたサウンドでリメイクされており、その完成度は必聴です。

 

10. PowderCheese - Kick Bass Strikers [PowderCheese Tiny Works] https://soundcloud.com/ion_voltex/m3-2018powdercheese-tiny-works-xfd

955的なエッセンスを感じさせるACIDYなイントロから、Hardtekになるという飛び道具的なトラックです。ビルドアップのPhat Bassの刻みやアーメンの入れ方が非常に気持ち良い。こういったHardtekの要素を含んだトラックは日本でHardtek・Breakcore・Funkotを打ち出しているWHATEVER WAVESが開催されて以降顕著に表れるようになったと思います。シーンを取り巻く環境の変化がトラックメイカーにも影響を与えた良い例なのではないかと思います。

 

11. Shisotex - Color Of Love 2017 db [Free Track] https://twitter.com/shisoworld/status/945605194280083456

国内トップクラスのリミキサーShisotex氏による「The Reese Project - The Colour Of Love」のRemix。原曲のハウシーな(というかハウスですが)雰囲気を崩さずにTekstyleに落とし込んだダウンビートは流石としか言いようがありませんね。またイントロ・アウトロのFunkotパートのミックスダウンが他のFunkotトラックとは少し異なっており実験的な要素も感じられます。

 

12. Aki - We Go Walk [distant funky dreams] https://akicd001.tumblr.com/

私のソロアルバムに収録した少女終末旅行「動く、動く」ネタです。いわゆるLiving Mirage的なサウンドに憧れて制作したのですが少しオリジナルすぎたかもしれません。

 

13. Yasuetti - Denpasar Moon 2018 [DUGEM ADVANCE COMPILATION 01] https://dugemadvance01.tumblr.com/

山梨の新進気鋭トラックメイカー、Yasuettiさんのトラックです。シンセ・構成・ビートの刻みなど、近年のWilly、Useに代表されるLBDJS的サウンドに影響を受けた後のNoX2氏の影響を強く感じる一曲です。Big Room Houseのキックが鳴り響くブレイク(現地ではFloatingと呼ばれています)のテッキーな感じがとても心地よくダンサブルに感じます。切なげな「Maribeth - Denpasar Moon」のボーカルにサウンドがマッチしていて素晴らしい。

 

14. Liet - All Of Me 111 [Unreleased]

先述したLiet君による「John Legend - All of Me」ネタのトラック。これもFunkotでは数多のリミックスがあるアンセムトラックです。Willyによる名RemixをベースにLBDJS的な近代的なサウンドを取り込んだ正に2018といった感じのトラックに仕上がっています。

 

15. N4OKI - Three Star Short [Free Track] https://soundcloud.com/gominagi/preview

 「God Is A Girl」と同じN4OKI(RISINAGI)氏のトラック。アイドルマスターシンデレラガールズの楽曲「本田未央 - ミツボシ」ネタです。非常に現地トラックをリスペクトしたサウンドなFunkotパートから一転してJ-Core的なサウンドになる構成は氏ならではといった感じです。

 

16. tomatoism - #boku_no_friend [Free Track] https://soundcloud.com/tomatoism/bokunofriend

普段はBreakcore・Future Bassなど多岐に渡るジャンルを制作してるトラックメイカー・tomatoism氏のFunkotトラック。けものフレンズ「ぼくのフレンド」ネタ。ビートの刻みなど、Funkotをよく研究して作った事がわかるトラックです。イントロのボーカルシンセなど、Funkotオンリーのトラックメイカーにはない発想が面白い。こうしたクオリティの高いトラックが国内のFunkotメインではないトラックメイカーから出てくることは、国内Remixerのクオリティの向上・また現地トラックのCDなどによる流通の成果でもあるのではないでしょうか?

 

17. totsumal - Cloisters [忍法伝承盤 巻ノ陸] https://soundcloud.com/ninja-remixing/maki6

NINJA REMIXING所属、そしてRISINGチームの大先輩でもあるtotsumal氏によるトラック。Jockie Saputraを意識したようないなたいビート、太いベースラインに乗せて奏でられるエモーショナルな音色は独特な雰囲気を醸し出しています。Funkotの持つチルな一面を大いに引き出したトラックだと思います。